なぜ文章を「測る」のか
文章の読みやすさは感覚の問題とされがちですが、実際にはかなりの部分が数値で確かめられます。一定の長さを超えた文は、読み手が意味を保持しづらくなります。読点が少なすぎれば息継ぎの場所がなくなり、多すぎればリズムが細切れになります。これらの数値が「良い文章かどうか」を判定することはできませんが、読み返す価値のある箇所を的確に示してくれます。
各指標の見方
文字数(スペース込み/除く)
媒体やクライアントによってどちらを指すかが異なります。日本語の原稿ではスペースを除いた文字数で数えるのが一般的ですが、Webフォームや CMS の文字数制限は空白・改行を含めて数えるのが普通です。どちらの依頼にも答えられるよう、両方を表示しています。
単語数
英語は空白で区切って数えます。日本語には語の区切りがないため、ブラウザ標準の語分割機能(Intl.Segmenter)が使える環境ではそれを利用し、使えない場合は同じ文字種の連なりを1語とみなす近似で数えます。日本語の単語数は厳密な値ではなく良好な推定値としてお使いください。
読点の密度
読点の総数を文の数で割った値です。日本語では1文あたりおよそ 0.8〜3.2 個が読みやすい範囲とされます。これを下回ると一文が長く続く印象になり、上回るとたどたどしく感じられがちです。英語のカンマは文法的な役割が異なるため、やや広い範囲で判定しています。
推定読了時間
日本語は毎分400字、英語は毎分200語で計算しています。いずれも一般的な文章を黙読する際の平均的な速度です。専門的な内容はこれよりかなり遅くなります。